「チャットアプリ」とは、知らない人とアプリ上のみでちょっとしたコミュニケーションが楽しめるサービスです。
18歳以上なら登録可能な基本無料サービスで、出会い目的やクレジットカード番号等個人情報の書き込みを禁止するルールが設けられている場合が多く、安全面には気を遣われています。
また、チャットアプリはアプリ内でコミュニケーションが完結するサービスです。
よく知られるコミュニケーションツールであるLINEやWeChatとの相違点としては、“チャットアプリは雑談が最終目的である”という方向性が挙げられます。
あくまで現実での出会いを必要とせず、アプリ内で少しの暇をテキストで消費し合うためのサービスなのです。
チャットアプリの最大の目的は雑談です。
一方で、人と人がメッセージを送り合うため、サービスの歴史上では出会いの誘因や個人情報の書き込みといったトラブルが絶えませんでした。
そのため、最近の有名なチャットアプリは厳密な禁止事項を設ける、24時間パトロール体制を導入するなどの進化がなされてきました。
現在は誰でも気軽に通話やビデオ通話が可能な時代ですが、あえてチャットのみでコミュニケーションを取るアプリとして進化することで、ユーザーに愛されるサービスで居続けるのです。
現在、人気を集める代表的なチャットアプリを2つご紹介いたします。
「ORCA(オルカ)」は利用者数が2900万人に及ぶ、国内No.1との呼び声の高いチャットアプリです。
登録に必要な条件は“18歳以上であること”だけで、すぐに時間を潰したい相手とチャットができます。
暇な人を効率よく探すための“ユーザー検索機能”も備えており、なかでも顔写真からトーク相手を選択できる機能はユニークです。
また、“つぶやき機能”を使えば自身が雑談相手を探しているアピールもできるため、効率的にフィーリングを確かめられます。
ORCAに次いで人気を博しているチャットアプリが「LEMON(レモン)」です。
気軽に登録できるサービスに変わりありませんが、多数の禁止行為が具体的に設定されており、トラブルに繋がる行為への対策が手厚い印象を与えます。
また、不快なトークに巻き込まれた際に発動できる“ブロック機能”を備えています。
ブロックしたユーザーからの連絡を一方的に途絶えさせられるできる上に相手に知られないので、その後もチャットアプリ生活を安全に送ることが可能です。
コミュニケーションツールと言えば、LINEやWeChatといった既存の知り合い同士でメッセージを送り合うサービスをイメージするものです。
一方で、メッセージのみでのやりとりを特化させたORCAやLEMONといったチャットアプリという形での進化も見受けられます。
機能が多ければ良いわけではなく、かといってクローズドならば良しとされるわけでもありません。
いずれにせよ、日常に不可欠なコミュニケーションの進化に注目しておきたい所なのではないでしょうか。