今でこそLINEやSkypeなどでチャットすることは当たり前になって来ました。
スマホの普及が進んだ現在では、ほとんどの人が自然とチャットツールに触れているでしょう。
利便性が高く、テキストだけでなくスタンプや様々な演出を入れられるので楽しいものになっています。
そんなチャットツールの歴史ですが、意外にも古くから存在しているのです。
2000年の初めには既に様々なチャットサービスが提供されていたのをご存知でしょうか?
YahooメッセンジャーやMSNメッセンジャー、そしてSkypeもこの頃からサービスが始まっています。
当時のチャットツールはビジネスにおいて一部の会社が利用するだけでしたが、徐々に認知されて広まって行ったのです。
ここでは身近にあるのが当たり前になったチャットサービスの歴史について振り返ってみたいと思います。
チャットサービスの技術的な仕組みは、1995年頃にはボチボチ登場し始めていました。
仕組み自体は以前から作られていたものの、一般公開はされていない状態だったのです。
冒頭でも述べたように2000年に入るとYahooメッセンジャーやMSNメッセンジャーなどがビジネス利用され始めました。
メールよりも素早くコミュニケーションが行えますし、グループを作って会話するのは非常に便利です。
データファイルのやり取りも気軽に行えるため、導入する企業が徐々に増えて行きました。
ただし、普及したのはビジネスシーンが主流で日常生活には根付かなかったのです。
当時はまだスマホなどが無いため、これらのチャットツールを使うためにはパソコンを立ち上げるのが必須です。
そのため外出中の利用は難しい上に、2000年初めは各家庭へのパソコンの普及もまだまだ始まったばかりという時代背景がありました。
Skypeなどを利用しているのもパソコンに詳しい特定のユーザー層のみでした。
その後も様々なチャットツールが登場しましたが、メインはビジネス利用でプライベートには普及しません。
変化が起きたのはスマホが登場した時なのです。
iPhoneの発売、そしてAndroidの発売、要するにスマホの登場がチャットツールの歴史を大きく変えました。
2011年にLINEアプリが提供され、当時は連日ニュースで報じられるほど話題になったのです。
通話が無料で行える、そんなプロモーションが多くのユーザーの心を掴みました。
当時の通話料は特定のプランに加入しないと月に数万円になってしまうほど高額です。
それが無料で行えるようになるLINEは学生から社会人に至るまで幅広い層にとって魅力的な存在となりました。
さらに、LINEにはチャット機能があり、中でもリアルタイムでテキストやスタンプを送る機能は若者を中心に人気を集めました。
これを受けてチャットツールは爆発的に種類を増やして行きます。
パソコンだけでしか利用出来なかったチャットツールがスマホに対応し、ビジネス利用からプライベート利用へと活躍の幅を広げたのです。
このようにチャットサービスの歴史はまだまだ始まったばかりであり、今後はさらに飛躍していくことが予想されます。