コミュニケーションツールのルーツを調査するサイトのメインヘッダー

どんなときに手書きの手紙を出すのか理由も併せて紹介

メールやSNSでメッセージのやり取りをする人が増えてきている中、あえて手書きの手紙を出す方が適切なシーンがあります。それはいったいどんなときなのでしょうか。どのような場合で利用するのか、理由も併せて紹介します。

あえて手書きの手紙を書くシーンとは

手紙を書く男性
普段手紙を書く機会がない人にとって、どんなときに手紙を送るか疑問に思いますよね。

 

現代の日本では、手書きの手紙は珍しいものとなりました。
それは、メールやメッセージツールを使えばすぐに要件を伝えられる世の中になったということが、理由の一つとして挙げられます。

 

しかし、それでは誠意が伝わらないこともあるのです。

 

手書きの手紙を書くシーン
  • お祝いを伝えるとき・頂いたとき
  • 感謝の気持を伝えるとき
  • 謝罪をするとき
  • 大切なお知らせがあるとき
  • 季節の変わり目
  • 引っ越しをするとき

 

とくに謝罪やお礼をするときは、気持ちが伝わりやすい手書きの手紙を書いて送るのが社会人のマナーとされています。
手軽ですぐに会話ができることが求められるチャットの機能とはまた異なる、手紙が持つビジネス上の意義やメリット・デメリットを知っておきましょう。

 

 

手書きの手紙を書くメリット

あえて手書きの手紙を書くことには、大きなメリットが3つあります。
それぞれ見ていきましょう!

 

 

相手のことを考える時間ができる

手紙の内容を考える女性
手紙を書くときは「何を書いたらいいのか」「どう書いたら・伝えたらいいのか」など、相手のことを思って書きますよね。

 

相手の事を考える時間ができるということは、自分の感情・気持ちとも向き合っている時間でもあるのです。

 

 

思いが伝わりやすい

 

手書きの手紙は相手のことを思って書けるため、気持ちが伝わりやすいというメリットがあります。

 

手紙は一文字ごとに、書いた人の気持がこもっているもの。
書くときには気持ちの整理をして内容をまとめ書くという作業があるため、手紙を出すということだけでたくさんの時間がかかります。

 

だからこそ、手紙を受け取った人は「自分のために時間を割いて書いてくれた」と、ありがたさや書いた人の気持ちを感じられるのです。

 

また、文字が上手い・下手に関わらず、その人の個性が出るのも手書きの魅力ですね。

 

 

モノとして残せる

思い出の手紙
メールなどでも保存をすればいつでも見返せますが、手紙の場合は「モノ」として残せるのもメリットのひとつです。

 

元気のないときや寂しいときに、心のこもった手書きの手紙を見ると少し元気がもらえます。
自分が送った手紙が、相手の勇気や人生の糧になるかも知れないのも大きなメリットですよね。

 

 

マナーが身につく

手紙を書く習慣をつけていれば、マナーが身につくというメリットもあります。

 

とくに手紙を送る相手が友達ではなく、目上の人ならマナーが必要です。
普段から手紙を書いていれば、頭語や時候の挨拶などのマナーが自然に身につきます。

 

手紙のマナーは、ビジネスシーンでも役に立つため身につけておきたいことのひとつなのです。

 

 

手書きの手紙を書くと脳にも良い影響が

文字を書くことで、脳の複数の領域を「同時に活性化」させられます。
同じように指先を使うキーボードよりも、脳を刺激させられると言われているのです。

 

他にも精神的な治癒効果があるとも言われています。
トラウマや精神疾患に苦しんでいる人の治療方法では、日記を書く治療法が効果的と証明されているのです。

 

紙に思いつくことを書き続けると、心が整理されスッキリしたという経験はありませんか?
これは、文章を書くことでゆっくりと考え事をする機会ができているからなのです。

 

文章を書いていることで、本当に大切な言葉を選択できる能力も身につくため、言葉選びが自然に身につくという良い影響もあります。

 

 

メールやメッセージツールではなく手書きの手紙を利用しよう

手紙を書こう
相手に気持ちを伝えたいときには、メールやメッセージツールなどではなく手紙を利用することをおすすめします。

 

手書きの手紙は気持ちが伝わりやすいため、内容によっては物事をいい方向に進められる効果も期待できるのです。

 

また、あなたが送った手紙が、相手にとって大切なものになるかもしれません。
まず手始めに、特別な人に日頃の感謝の気持を伝える手紙を書いてみてはいかがでしょうか!